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前回の続きです。
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@13年のリアル、同部屋たちの2人に1人がすでに人工関節に

3年もするとほぼ日常生活への支障はなく日々の生活に追われていまい、
入院や手術のことを思い出すこともすっかりなくなっていました。

そんな13年後のMさんからのメールです。
「もしかしてMさんかな?お久しぶり。」
そんなメールを返すと、すぐに折り返し電話がありました。

彼女は手術を受けた左足(彼女は片足のみ)が最近痛みだし、
手術をしてもらった先生の病院へ相談に行ったらしいです。
そして人先生に工関節置換手術を勧められてガックリとしとしているとのこと。
(4人部屋で入れ替わりになりますので同室仲間は5人います。)


Mさん情報によると
同室だったIさんやSさんもすでに人工関節置換手術を受けたらしいです。

Iさんは子どもの頃から痛みがあり、手術を受けた50歳頃には
すでに骨はかなり危うい状態でした。

そしてSさんは手術後の経過が思わしくなく、
かなりの痛みがあり松葉杖を手放せない状態だったのです。
わたしが彼女に最後に会った時には、
近くの病院で骨頭が壊死しているかもと診断されたと聞いています。

正直IさんやSさんの人工関節置換は想定内でしたが
手術時の状態もさほど悪くなく、
術後も順調だったMさんの人工関節置換の話はわたしにはショックでした。
彼女が人工関節置換手術を受ければ同室5人のうち3人が人工関節になります。


@手術がゴールではない

rao手術に限らず手術はゴールではありません。
親しくしていた今度の3人の他にも術後経過が思わしくなかった人は知っています。

以前の自分もそうでしたが
ほとんどの人は手術をすれば病気は治るものだと漠然と思っています。
実際には「治る」のではなく「改善」するだけ。
そしてその「改善」はいつまで続くかはわからないのです。


今度のことでネットを検索していたらこんな文献が見つかりました。
この文献を読むと私の周りのケースも平均的なものなのだと思われます。
1980年代から発展を遂げた骨切り手術も、その後30年近くが経ち長期成績が明らかになりつつあります。
最近の研究では、3人にひとりが10年〜15年のうちに進行期や末期へ至り、なかには10年も経たないうちに人工関節を余儀なくされる方も増えています。
このため、手術による侵襲、長期入院を要する事から、近年では敬遠されている手術方法です。
    ※参考 寛骨臼回転骨切り術〜長期成績と適応〜 2010

わたしの受けた病院では手術を受ける人は50~60代の人が多かったと記憶しています。
(専門外来の待合室に溢れていた人たちがほぼそれくらいでした。)

手術を受ける受けないに関わらず10年~15年たてば人工関節にしてもおかしくない年齢だと考えればこの数字はさほど驚くようなものでもない気はします。

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@変形性股関節症の痛みに悩んでいる人たちへ

数年前からraoの手術は前ほどは推奨されていないようなことを聞きました。
若い方には有益とされて推奨されているようです。
なぜなら、人工関節は耐久性の問題で10年〜置換手術が必要だからです。
活動的な若さで人口関節にすると、何度も置換手術をせねばなりません。

変形股関節症の弊害は「痛み」と「歩行」だと思います。
痛みを取り除き、自由に歩行できるようになるためにも
わたしは「手術」推奨派です。
現にあれだけの痛みも消え、日常生活は不自由なく暮らしています。
特に20代~40代の若い人は自骨での手術は有益でしょう。


これから先、わたしが人工関節置換手術を受ける可能性は高いだろうと思われます。
このことは手術を受け入れた時から一応想定はしていました。

けれど手術をせずに温存療法をしていたとしたら、
わたしの40代は痛みと不自由さでかなりストレスの多いものになっていたでしょう。
また、人工関節にしていてもこれだけ自由に動けていなかったと思うし
手術をした人工関節の交換手術を複数回受けることになっていたかも知れません。


これはあくまでもわたしの個人的な意見になります。
長い間痛みを我慢して温存治療されていた方ほど手術後の回復が思わしくない気がしています。
長期で足を庇う生活を続けたことで足の筋肉がすっかり落ちてしまっていることが原因ではないでしょうか。

反対に、わたしのように普通の生活から短期間で手術を決意した場合は筋力の回復も早く良好なケースが多く、わたしと同じ歳の看護士さんは仕事に復帰されています。


痛みの具合、年齢、軟骨や骨の状態など人それぞれ最適な選択肢は異なります。
今度のことで、手術前の痛みや不安が久しぶりに蘇りました。
わたしの体験が少しでも参考になれば幸いです。

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